9世代GS妄想

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HOME解禁でせっかく伝説ポケモンをパルデアに連れてこれるようになるので、今作のGSどーなるかなって妄想です。まぁどうせ1年半後くらいにはやってるわけだし考えて損することはないやろって感じです。あくまで個人の妄想ですので、気になるポケモンをピックアップしているのであしからず。

 

 

 

前作との違い

まず、前作ソード・シールドからの仕様変更や新習得技について整理します。

 

ザシアンの弱体化

ご存じ最強ポケモンですが、今作弱体化を受けました。A種族値が150に変更され、特性のふとうのけんが1試合に1度しか発動しなくなりました。挙動としてはブーストエナジーのようなものです。具体的な影響は後述しますが、特性いかくやゼルネアス対策のほえる・ふきとばしが明確にザシアン対策として機能するようになりました。

 

はくばバドレックスの弱体化

リザードランスの威力が120に弱体化され、強力な地面打点の10まんばりきを覚えなくなったため、範囲補完技はインファイトが多用されることが予想されます。

 

オリジンディアルガ・オリジンパルキア

通常フォルムと比較してディアルガはDが20上昇、パルキアはSが20上昇し、共通してAが20減少しました。フォルムチェンジの方法はギラティナと同じく専用アイテムを持たせることです。

 

天候ゆきの登場

あられの名称がゆきに変更され、定数ダメージが消滅する代わりにこおりタイプのぼうぎょが1.5倍になる効果が追加されました。はくばバドレックスを強化するだけでなく、カイオーガ対策のユキノオーの数値上昇やグラードン対策、ふぶきを使用するこおりテラスタル伝説ポケモンの数値強化など用途があられに比べて明らかに増えました。

 

各種フィールド・天候技配布

あまごいやにほんばれ、○○フィールドが新規習得技として大量に配布されました。例を挙げると、今まであまごいしか習得しなかったトルネロスが他の天候技であるにほんばれ・すなあらし・ゆきげしきが加わりすべて習得するようになりました。

 

 

さて、粗方整理ができたところで、注目すべき伝説ポケモンと一般枠について記載していきます。随時追記予定です。

 

パルデア伝説

コライドン

ザシアンと同じく単体技を主力とする伝説ポケモンで、天候操作能力を持っているのが特徴です。正直使いやすい技が少なく他の伝説ポケモンとの相性で見ても有利がつく相手があまり多くなさそうですが、ウーラオスガオガエン、ゴリランダーといった一般ポケモンには一方的に有利に立ち回れるであろう相手が多いです。

実はテラスタル込みで最も火力が出るのがほのおテラスタルフレアドライブであり(きしかいせいは知らん)、おそらく主流の型になるでしょう(205コライドンのテラフレアドライブ…73615.5)。

 

ミライドン

ムゲンダイナ、ディアルガパルキア等と同じく、単体技をベースに立ち回るポケモンですが、コライドンと同じく場に干渉する能力をもっています。主力となるでんき技がフィールドの補正を受けることができるため無理なく火力を出せ、ボルトチェンジやめいそうをはじめ便利な技も多いため小回りの利く立ち回りが可能です。カイオーガに明確に強くほうでんオーバーヒートを撃てるためグラードンと相性がよく、かみなりを押すための雨を降らせグラードンを突破する能力のあるカイオーガとも相性がいいです。

187メガネイナズマドライブで199ザシアンが15/16で1発、同じく187メガネオーバーヒートでHD特化モロバレルが確定1発なのは拍手喝采です。

 

 

ガラル伝説

ザシアン

弱体化はありましたが元のポテンシャルがあまりにも高いため、相手を選べば強いと言っていいです。確定数の変化は現状見受けられませんが、性格補正が不要になるポケモン努力値に余裕ができるポケモンがシングルダブルともに増えました。メタ的な考察にはなりますが、範囲的に本来必要ないどくづきが追加されていることからも、多彩な技範囲を活かして崩しを担当するポケモンにデザインされているように感じます。足の速さを活かしてミライドンの上からミストフィールドを展開するといった役割も持ち合わせています。

前作以上にいかくに弱く、クリアチャームを所持することができないのも明確な弱点といえます。全体技使いではないので後発から全抜きルートも狙いづらいため、細かい作業をするポケモンの中で最もパワーが高いポケモンとして扱われると思います。

余談ですが、ヘイラッシャは弱体化後のザシアンのようきワイルドボルトをH振りのみで2耐えできるように調整されています。許せません。

 

ムゲンダイナ

命中安定技を多用する特殊単体技アタッカーという点ではミライドンと似ている点が多いですが、ダイマックスほうという高性能りゅうのはどうを覚える点とミライドンに次ぐ素早さ、総合耐久等抜け目のないステータスで事故りにくいという点は非常に優秀です。

新規習得技のほのおのうずは主にシングル向けの調整ですが、各種天候技によるゲームメイクとほのお技のリーチを伸ばすだいもんじが特に重要です。命中安定と引き換えに特化メガネだいもんじで199ザシアンを確定一発で処理する選択肢が増えたのが大きいです。

 

はくばバドレックス

ゆきによるぼうぎょアップの恩恵を受けるようになったのが非常に大きいです。ゆき込みの物理耐久指数はH振りで52785に達し、HB特化ディンルーの50828を上回る数値であるため、一般ポケモンはもちろんグラードンやザシアンといった高火力物理伝説ポケモンでの突破が困難です。

また特性により自力で火力アップを狙える関係上クリアチャームとの嚙み合いが群を抜いており、後述するディンルーに強い点も優秀です。

 

こくばバドレックス

伝説ポケモンに強く伝説ポケモン界最速である点から爆発力は高いのですが、四災やワイドガード、一般枠でほぼ同じ役割を遂行できるハバタクカミ、存在価値を支えていたザシアンの弱体化がどれだけ響くかによると考えています。現状あまり魅力を感じません。

 

 

アローラ伝説

ネクロズマ

単純にテラスタルプリズムアーマー→てっぺきめいそうでの要塞化が狙える点が優秀です。後述するルナアーラに比べると火力は高いですが技範囲があまり優秀ではないためテラバーストで範囲補完をすることになると思われます。ウルトラネクロズマをかえしてください。

 

ルナアーラ

ネクロズマと違い特性によって実質弱点なしの状況に持ち込める点と、今作技マシンにおいかぜが追加されているので高速展開も復活していると思われます。火力は低いですがムーンフォースシャドーレイで範囲補完が完成されているため他技を自由に選択できます。ワイドガードネクロズマにはないルナアーラ限定技なのでネクロズマに比べて機動力のある立ち回りが期待できます。

 

 

カロス伝説

ゼルネアス

ザシアンの弱体化が特に響いています。前作はいかく込み244ザシアンのきょじゅうざんを確定耐えする調整をするとちょうど準速カイオーガを抜くことができなくなってしまい、そもそも火力が足りないため制圧力を担保するのが厳しかったです。しかし今作の場合は努力値に余裕ができるためすばやさブーストツツミのアンコールを意識したすばやさ振りや、崩しを意識した火力振りを選択できるようになれました。テラスタイプに関しても、単純にリーチを伸ばすフェアリー、範囲補完のじめん、クリアスモッグ対策のはがね等選択肢がどれも優秀です。

 

イベルタル

はたきおとすが返ってくるか次第です。火力面ではほぼ近い役割をパオジアン、イーユイが担当できてしまうため、浮いていておいかぜが使える点、総合耐久が高い点をいかに強力な差別化点として押し付けられるかがカギだと思います。パオイベル、イーユイベルは悪ふざけでも1回は使いたいですね。

 

 

シンオウ伝説

ディアルガ

どちらも用途はあると思いますが、総合的にオリジンディアルガの方が優秀だと考えています。Dが20上昇することによる変化で、おだやかでないと達成できなかったゼルネアスの+2ムーンフォース耐えを達成出来ます。ただし、H振りのみではみずテラスカイオーガを受けきるのは困難であり、205メガネミライドンのりゅうせいぐんで1発で倒されてしまうため、HDベーストリルが主流になると思われます。

通常フォルムはメガネorスカーフでないとオリジンとの差別化が困難なため、現代ポケットモンスターにおいては窮屈になる可能性が高いです。

 

パルキア

正直未知数です。オリジンパルキアはすばやさが上がっているので準速ムゲンダイナ・ミライドン・コライドン・パオジアンあたりの上をとれるのがメリットですが、レジエレキのような異次元ポケモンのせいで現代ポケットモンスターにおいては120族ですらスカーフを巻きたいという事情がありあまりすばやさ上昇が活かせなさそうです。また根本的な弱点である物理耐久が解決できていないのも難点です。他のドラゴン伝説へのメタを外すのであればこおりテラスふぶき型が主流だと思われます。

 

 

ホウエン伝説

カイオーガ

言わずと知れた最強ポケモンです。みずテラスタルしおふきの火力指数は112387.5に達するため、いわゆる半減でも倒してしまう火力指数11万をダブルダメージで達成してしまいます。特にテラスタルの火力補正の恩恵を受けるのはおくびょう型であり、おくびょうメガネしおふきを確定耐えしていた207晴れグラードンが確定1発で落ちるようになってしまい、レックウザやコライドンあたりを除くと後投げが困難です。

また、古来よりふぶきとの相性がすこぶる良いのも特徴で、今まで微妙にリーチが足りなかったムゲンダイナや197パルキアに対しておくびょうメガネテラふぶきでそれぞれ確定1発・確定2発をマークでき、ゆきでぼうぎょ補正が入ると無振りで194ゴリランダーのきせきのタネグラススライダーを2耐えしてしまいます。

その他スカーフ、チョッキ、残飯めいそう、シードとどの型も火力リーチの伸びを活用でき、みず・こおりの他にもかみなりのリーチを伸ばすでんきも採用価値が高いテラスタイプであるため選択肢が多く間違いなく対策必須ポケモンです。ミライドンコライドンに弱いから弱いなどとほざいている場合ではありません。

 

グラードン

カイオーガの影響で、古来よりGSルールは物理じめん技の一貫ができやすいルールなので、今作もこのポケモンの活躍は間違いないと言い切っていいでしょう。今まで火力を伸ばす手段が乏しかっただんがいのつるぎやほのおのパンチのリーチをテラスタルで伸ばせるようになったのも純粋強化です(ハチマキ222じめんテラだんがいのつるぎ…207カイオーガが15/16で1発)。ヒートスタンプを没収されてしまったのでHB特化モロバレルを222グラードンが確定一発で処理するのが不可能になってしまい、ほのおテラスタル込みでも12/16でしか突破できなくなってしまったのは痛手ですが、カイオーガゼルネアスミライドン等に対する役割を考慮するとHDが主流になることが見込まれるのでさほど問題はないようにも思われます。

後述しますが古代パラドックスポケモングラードンと相性のいいポケモンは多いです。トリックルームミストフィールド・とおぼえが使えるサケブシッポ、おいかぜが使えるトドロクツキ、こごえるかぜ・範囲補完のムンフォマジシャが使えるハバタクカミ、足りない先制技を使えてミラー対策に貢献できるアラブルタケあたりが特に優秀です。

 

レックウザ

GSルールは天候が重要な要素であり、今作は特にゆきの登場・晴れと相性がいい高種族値ポケモンの追加も相まって、エアロックを持つレックウザの価値はかなり高いです。

こだいかっせい・ようりょくそ・すいすいといった天候特性を無効化し、ゆきによるぼうぎょ上昇を無視して攻撃することができます。ふぶきの命中率を下げられるのもメリットです。

特にパオジアンの火力補正が乗った場合の火力が異常です。222ノーマルテラハチマキしんそくで175カイオーガが確定1発、175ミライドンが12/16で1発、HB特化ゼルネアスが確定2発。222ひこうテラハチマキガリョウテンセイの場合は207はくばバドレックスが確定1発、262ディンルーが確定1発、HB特化ゼルネアスが確定1発、HB特化モロバレルが等倍確定1発とやりたい放題です。

このほかにもカイオーガへの後投げ性能を重視したチョッキ型や、全抜きを狙うきのみorクリアチャーム剣舞型と派生できます。

 

 

一般ポケモン

長くなるので雑な殴り書き調でいきます。

天候特性

ワタッコ

いつも通りのグラワタ。かふんだんご追加がでかい。

 

ヒスイドレディア

いじっぱりでブーストツツミを抜ける。172ソーラーブレードで177カプ・レヒレを確定1発。おさきにどうぞだんがいのつるぎきりばらい・アイススピナーでミライドン対策。コーチング欲しい。

 

ユキノオー

グラードンカイオーガ両者に後投げできる。はくばバドレックスの強化でき自分もドラゴン伝説やくさタイプの削りを担当できる。

 

バンギラス

天候対策ができ、ルナアーラネクロズマイベルタル・ムゲンダイナ・バドレックス・ディアルガパルキア・ミライドン等戦える伝説ポケモンも割といる。

 

パラドックスポケモン

サケブシッポ

トリックルーム・壁・とおぼえ・ミストフィールド・こわいかお・アンコール。すべてがグラードンと噛み合っている。

 

アラブルタケ

カイオーガグラードン・こくばバドレックス・ルナアーラと単品で戦える。補助技も優秀。

 

ハバタクカミ

実質グラゼルネ。こごかぜでんじはのすばやさ操作と、ゼルネアス・モロバレルガオガエンあたりに通るちょうはつ。単体の汎用性が高いため晴れパ対策としても採用できる。

 

トドロクツキ

無振りでカイオーガのおくびょうメガネ雨テラしおふきを12/16で耐える怪物。おいかぜ・バークアウト・ワイドブレイカーのサポートorりゅうのまいアタッカー。ルナアーラ・黒バドに強い。

 

ウネルミナモ

グラードンにどや顔できる。以上。

 

テツノツツミ

ミライドンと組ませてこごかぜしてるだけで強い。こごかぜアンコールでゼルネアス対策ができなくはない。

 

テツノカイナ

ADチョッキでメガネミライドンと互角以上に渡り合うバケモン。一般ポケモンにも有利相性が多い。

 

テツノドクガ

ゼルネアス・ザシアン・はくばバドレックスに強いテキスト。グラードンカイオーガ・ミライドンあたりと横の相性がいい。

アシボふきとばしてだすけほのお技etc。

 

テツノイサハ

クオークチャージ込み182ソーラーブレードで207グラードン確定1発。トドロクツキと特殊耐久ラインがだいたい同じためカイオーガ耐性がある。モロバレルに鬼強い。

 

四災

チオンジェン

H4振りでカイオーガの222メガネテラ雨しおふきを耐え、115くさむすびで207グラードン・175カイオーガを確定2発で倒せる。その他H振りのみで238白バドレックスのブリザードランスを確定耐えしたり、115カプ・レヒレムーンフォースをほぼ2耐えできたり何かとGS適性が高いステータスをしている。

 

パオジアン

ミライドンと同速勝負ができアイススピナーでフィールド破壊ができる。くろいきりでいかくを帳消しにし、ゆき白バドとゼルネアスに対する切り返しも担当できなくはない。レックウザイベルタルの相棒。

 

ディンルー

HD特化で222カイオーガの雨しおふきを素耐えする。おかしい。

HD特化で201ゼルネアスのジオコンマジシャを耐えてふきとばしで流せる。なにかがおかしい。

ミライドン・ルナアーラネクロズマ・黒バドレックスに単品で強い。

 

イーユイ

187だいもんじで207はくばバドレックスを15/16で1発で倒せる。その他グラードンカイオーガイベルタル・ゼルネアスあたりと組んで悪さできる。

 

その他

ガオガエン

クリアチャームに圧倒的に弱いがザシアンをはじめ一部いかくがどうしようもないポケモンが存在する点と、クリアチャームを的確に回避できれば強力なため定石が固まってきた際に強いと思われる。

 

カプ・レヒレ

ミライドンが最も苦手なミストフィールドを展開でき、いやしのはどう・しぜんのいかりくろいきり・ちょうはつ・こごえるかぜといった技は依然強力だと思われる。205ミライドンのイナズマドライブをHD特化で13/16で耐える。

 

オーロンゲ

両壁・ミストフィールドねこだましイカサマ・ソウルクラッシュ・すてゼリフ

定石をみて的確に技を採用すれば強い。

 

ボルトロス

にほんばれ・あまごいとエレキフィールドを先制で展開できる。かいでんぱで特殊伝説ポケモンのストッパーも担当できる。

 

トルネロス

各種天候技とおいかぜを先制で展開できる。183タスキきしかいせいで無振りレジエレキが確定1発、207ディアルガが12/16で1発。

 

 

最後に

HOME解禁したらこの記事でピックアップした大体のポケモンが連れてこれるようなのでGSやってみたいですね。読んでいただきありがとうございました。